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サラリーマンに未来はあるのか? [日記]

入社して依頼ずっとサラリーマンとして生活しながら、その実態がどういうものかを直に体験してきたわけなのですが、ここで少しばかり書いてみたいと思います。

もっとも強烈に自分が感じているのはサラリーマンというロボットなんだなと思うわけです。

これはよく一部の起業家とかが社畜だの機械だの言っていると思いますが、体験が伴った上の真実であると僕は思っています。

企業にとってリソースとは「ヒト・モノ・カネ」、最近では「情報」なんかも定義されるようになったと何かの学問で見ましたが、既にこの段階で人がリソースの一部であると決定されているという事実をあまり世間は注意していないように感じjます。

つまり、我々のように雇用されて働いている人間は前提としてその会社の資源に過ぎないということを明確に学問の世界では定義づけているわけです。

そしてもうひとつ、企業の目的は何か?という問題です。

学問の世界では企業の目的は利潤の追求と定義されています。

で、実際の会社はどうなのかというと、やっぱり利潤の追求に終始している会社がほとんどです。

日本企業は不況の影響でそうせざるを得ない側面はありますが、学問どおりヒトはリソースで、目的は利潤の追求なのです。

給料が上がらないとか家族との時間がないとか、サラリーマンをしていると色々聞こえてきますが、当たり前の話なのです。

会社としては少ない時間で、たくさん儲けてくれて、かつ経費がかからない"リソースとしてのヒト"を求めているわけですから、正直その人の生活なんか知ったこっちゃないというのが本音なのです。

(実際に僕は上司から似たような言葉を浴びせられたという経験があります。)

法律さえなければ24時間働ける有能で低賃金の"リソース"こそ最も活躍する人材ということになるでしょう。

企業の求めるパーフェクトな人材を追求すればこのようになります。

我々は改めてロボットであるということを認識した上で行動する必要があると思います。

もう一つ、サラリーマンがロボットであるということの弊害がだいぶ前から如実に現れています。

それが少子化です。

少子化が進むのに保育士が足りなくて待機児童が増えているのは、普通に考えたらおかしい話です。

なぜ子供の数が相対的に減っているのに、預ける子は増えているのか?

それは子供に手を掛けられない親が増えていることを意味します。

なぜ手を掛けられないのか?

それは労働によって時間に制約があることと、労働による疲労、低賃金が原因だと僕は思います。

毎日決まった時間に決まった仕事を効率を上げながらしなければいけないので、正直働いている人の疲労はかなりのものです。

その上子育てを全て自分でやっていたらとても大変で両立するなんて苦行以外の何ものでもありません。

しかし、現在は低賃金。

旦那の給料だけではこの先やっていけない。

だから女性も何かしら働きに出るしかない。

そもそも子供を育てていきたいという願望を持てるほど、この国の労働環境は緩いものではないのです。

結果少子化が進み、保育施設の需要が高まっている。

人が減ればこれまで3人でやっていた仕事を2人とか1人でやらなければいけないので、1人あたりの労働の負荷は増加し長時間労働か生産性の低下につながります。

そして子供を育てる暇もなくなり、少子化が進行するという悪循環になっていきます。

少子化の問題があらわになってからずーーっとこの繰り返しが続いているのが日本という国なのです。

我々はこうした負のループから脱却しなければ、将来大変なものになっていくでしょう。

サラリーマンはロボットで有り続けていいのか?

この問に奮起する人々が増えれば増えるほど、実はこの国は良くなっていく、そんな気がしています。
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